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内柴正人の現在 結婚した嫁は元教え子 総合格闘技参戦とキルギス代表監督

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内柴正人さんの現在について

内柴正人さんといえば、アテネ五輪、北京五輪で2連覇を果たし2つの金メダルを獲得するなど、輝かしい柔道の実績がある一方で、教え子の女子柔道部員に対する準強姦罪という不名誉により、全日本柔道連盟からは永久追放処分を受けています。

服役を終えた内柴選手は現在どのような活動をされているのでしょうか。

結婚と離婚、嫁は元教え子

内柴正人さんは、アテネオリンピック時には既に既婚でした。オリンピックの時によくカメラに写っていたお嫁さんとは2003年に結婚したんですが、後述する準強姦罪での裁判中の2012年に離婚されています。

通常であればその後は寂しい独身生活が待っているのですが、イケメンで才能もある内柴正人さんは再婚されており、そのお相手は何と元教え子だというから驚きです。

しかも内柴正人さんが準強姦罪を起こした、九州看護福祉大時代の教え子らしいので、デヴィ夫人ではないですが、当時の内柴正人さんはただモテていただけなのでは‥という意見すらありました。

しかし現在のお嫁さんとは、事件当時から恋愛関係にあったわけではなく、内柴正人さんの指導を受けられなくなった辛さなどから、たびたび服役囚の内柴正人さんに面会に訪れ、そこから恋愛関係に発展したそうです。

尚結婚のお相手は一般人女性のため、名前や顔の画像などは一切公開されていません。

 

現在の活動

2018年の8月から、柔道キルギス代表の総監督に就任されています。

日本の柔道界は永久追放ですが、海外はその効力外です。キルギスはレスリングは強豪ですが、柔道はまだまだ発展途上なので、内柴正人さんも自身のインスタなどで、キルギス選手の上達ぶりなどに喜びを感じている様子でした。

キルギスの柔道選手に指導する内柴正人さん。オリンピック2連覇の技術は並じゃないはずです。

軽量級では唯一彼以上の実績を持つ野村忠弘さんなどは、指導者になっていません。仕方のないことですが、柔道家内柴正人を失ったことは、日本にとって大きな損失となってしまいました。

 

総合格闘技参戦

キルギス代表の監督に就任する前から、総合格闘技イベントRIZINや、あとは柔術の大会への参加が一部でずっとウワサされていました。コンプライアンスの問題などで規模の大きな大会への出場は見送られ続けてきましたが、2019年内に福岡で行われる総合格闘技イベントに参戦することが明らかになりました。

「REAL」というイベントです。ただし総合格闘技のイベントですが、内柴正人さんが戦うのは柔道か柔術ルールになるとのこと。本人が総合格闘技ルールには今のところ興味がないという理由からです。

この年齢で打撃に適応するのは難しいでしょうし、この選択は正しいと思います。尚プロの興行でなく、体育館で行われるようなアマチュア柔術の大会には既に出場を果たしています。


「ジャパンオープン2017」のミドル級と無差別級の2冠を果たしています。打撃がないのもありますが、動きが他の選手とまるで違い圧倒的でした。

批判に対する内柴正人のコメント

柔術の大会に出場したことに対して、かなり批判がありました。内柴正人さんは柔術の大会に出場した事について、以下のようにコメントされています。

「僕にはこれしかできないので、できることをやらせてもらって感謝している」

「やっぱりよく思わない人とか、いろんな意見がある中で、人前に出て戦うことを選んだ。生き方はたくさんあって、一生懸命働くことが大事な人もいるだろうし、でも僕は働いてお金を稼ぐことよりも、生きがいを大事にしたい」

「今は柔術しかしていない」

「できることをやっていくしかない。差別、区別を受ける覚悟は6年前からしていた。(何もできない時間を過ごして、この先、どう苦しむのかは僕が決めること。それが仕事なのか、柔術なのか」

この時はまだキルギスの柔道監督になる前ですから、今より更に柔術に懸ける思いがあったように感じます。今は仕事も見つかり、柔術はいい距離感で取り組めているのではないでしょうか。

2019年の総合格闘技イベント参戦は賛否あると思いますが、オリンピック2連覇で今尚凄い筋肉を維持している内柴正人が一体どんな強さなのか、そこは非常に興味深いです。

 

現在の人間関係

参戦を予定している「REAL」山田重孝代表が、仮出所後の内柴正人を何かと支援してきました。中々できることではないと思います。元嫁含めほとんどの人間が離れていった中で、大きな恩も感じているはずです。

山田重孝さんは「アラバンカ柔術アカデミー」の代表も務め、そのツテでキルギス柔道部を数回指導し、それが評価され現在のキルギス代表総監督の縁になったそうです。

 

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日本でどこか合宿させてくれるとこないか?聞いてみたら 原則、全柔連を通す決まりがある。との事。 そこから割り振られる。 「えー、全柔連、、、」と、言うと笑われた。 「俺が行かなければ受け入れてくれるかな?、」 なんて言うと、 それは、まず先生は行った方がいいらしい。 そうやっていつもルールを教えてくれるのは やっぱり、金丸ゆうすけ君でした。 僕、日本のコーチは喋りかけづらいけど、 この人は優しいしハッキリ教えてくれるので 喋りかけると昔と変わらずでした。 若い頃、 僕は英語がわからないから、みんなは適当だから合宿のスケジュールは金丸君が管理してました。 飛行機の時間から練習の時間、ご飯の場所まで!この人に聞けば教えてくれる。 引率です。選手なのに。 そんな彼に今回も柔道界の常識を教えてもらいました。 あとは、たくさん相談したんだけど 「知りませんよ!」 教えてくれませんでした。 うん、僕も知らないから聞いてみたけど やっぱり知らないよな。 強くなる方法なんて!! あっ、そうそう! 1人打込みを真剣にやる大切さは彼を見て学びました。 あれはイタリアでかな。 畳がびしょびしょになるくらい踊ってるから 驚いた。と反省したんです。 すぐに自分も取り入れたね。

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内柴正人が自身のインスタで、同じく元柔道日本代表の金丸雄介さんにも感謝されていました。昔と同じように接してくれたそうです。

 

オリンピック2連覇の偉業

オリンピック2連覇の偉業は個人競技では、鶴田義行、三宅義信、上武洋次郎、 加藤沢男、中山彰規、塚原光男、斉藤仁、野村忠宏、北島康介、内村航平、谷亮子、谷本歩実、上野雅恵、吉田沙保里、伊調馨。そして内柴正人がいます。

(体操や陸上の団体ではもっといます)

野村忠弘からは逃げてない

絶対的な野村忠弘の階級から逃げるために、階級を上げたという印象をお持ちの方も多いと思いますが、内柴正人は大学2年生の時、嘉納治五郎杯の準決勝で野村忠弘さんを倒しています(そのまま内柴正人が優勝)ので、減量苦による階級変更というのが実情です。

2連覇の偉業もそうですし、柔道家としては本当に立派な選手でした。

 

準強姦罪と素行の悪さ

現在は亡くなっている、斉藤仁元監督は人としてあるまじき行為と非難されていました。

またこれだけではなく、北京オリンピック前には、俳優渡瀬恒彦さんの運転手に暴行するなどのトラブルも起こしていたと一部週刊誌に報じられていました。畳の外ではエネルギーが有り余っていたのかもしれません。

許されないことではありますが、服役を終えて罪は償っているので、大会などへの参戦を全否定してしまうのも内柴正人さんに酷なのかなという気もしています。かといって全力で応援もできませんが、まずは遠くから内柴正人さんの活動を見守りたいというのが正直なところです。

しかし金メダルを2つもとった偉業は誰にも否定できないはずです。当時勇気をもらった人も多いと思います。今の内柴正人さんと、どのように向き合えばいいのか分からない方も多いと思いますが、柔道時代と同じように、生き様でまた我々を惹きつけて欲しいと思います。










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