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小室哲哉の現在 引退理由と嫁keikoとの仲 元彼女、収入と資産について

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小室哲哉さんの現在について

小室哲哉さんといえば、作曲したシングルCDの売り上げ総数7000万枚を超えるなど、90年代から2000年代中盤にかけての邦楽業界を圧巻していました。日本のポップミュージックの象徴と言っても過言ではありません。

しかしCD全体の売り上げが落ちていくとともに、小室哲哉の作曲楽曲は徐々に時代遅れとなり、長らく君臨した音楽プロデューサートップの座から退くことになります。しかしそれはどんな天才にも絶対に起こる不可避な現実です。それでも小室哲哉という天才は過去の財産で十分やっていけるはずでしたが、その後身を崩す事になってしまいます。小室哲哉の現在、稼いだ資産や引退の理由など紹介します。

小室哲哉引退の理由

以下引退会見の動画です。

音楽ユニットglobeのメンバーKEIKOさんと結婚している身でありながら、疲れをとるためのニンニク注射を打ってもらっていた看護師との不倫報道が週刊文春にスクープされてしまいます。

小室哲哉は肉体関係や不倫の事実は否定したものの、世間やKEIKOに迷惑をかけた責任、そして様々なことに疲れたという2つの理由により芸能界、音楽業界から引退することになりました。2018年の1月の出来事です。

この頃の週刊文春はベッキーの不倫報道で世間の支持を得ていましたが、小室哲哉を引退に追い込んでしまったことで、皮肉にも今度は文春が勢いを失っていくきっかけとなった報道にも思います。

結婚歴と女性遍歴 元彼女について

結婚は全部で3回しています。

まず1988年に大谷香奈子さんと結婚し1992年に離婚。次に2001年にAsamiさんと結婚するも1年たたず離婚。(Asamiさんとの結婚生活は僅かな期間でしたが、慰謝料は7億円と報道されていました)

↑ 右が大谷香奈子さん。

↑ asamiさん

そして2002年にglobeメンバーのKEIKOさんと結婚し現在に至っています。元嫁はどの女性も歌手で、顔も割と似ている感じがして小室哲哉さんの一貫した女性のタイプが分かります。彼がプロデュースしている女性も似た系統のルックスに見えます。

またその他女性遍歴ですが、華原朋美さんとの熱愛は有名です。別れた後は華原朋美が病んでしまい、ヘイヘイヘイに出演した際には、ダウンタウン浜田雅功の楽屋にいき「小室哲哉に会えない」と相談したエピソードが後年浜ちゃんの口から暴露されていました。余程好きだったのでしょう。

その後は不倫報道があったものの、クモ膜下出血で倒れたKEIKOさんの介護を続けながら現在に至っています。一部ではKEIKOの介護は親族が見ていると、小室哲哉さんにとってネガティブな報道もありましたが、KEIKOさんはきっと小室哲哉と一緒にいて幸せなんじゃないでしょうか。インスタグラムでは歌声も披露してくれていました。

 

小室哲哉の収入と資産

作曲では7000万枚、作詞では4000万枚、編曲では6000万枚以上をシングルCDのみで売り上げています。累計1億7000万枚以上を売り上げて、全盛期の年収は20億円以上、CD関係の印税は全て合わせると200億円以上とも言われていました。

その他にもアルバムやらカラオケ印税、ライブでの集客やDVDの販売などもありますので、日本の歴代芸能人の中でもトップ10に入る総収入があったはずです。総資産もかなりの金額であったでしょう。しかし2006年に著作権のすべてを10億円で資産家男性に売った段階で、既に資産のほとんどを失っていたと推察できます。

小室哲哉さんに限った話ではありませんが、お金を稼ぐスキルと管理、運用する能力は全く別なので、良くも悪くも世間知らずのアーティストやアスリートが、大金を稼ぎ切った後にその資産を失う事例が良く見られます。個人的には小室哲哉さんに悪意を持って接近した輩がいたのではないかと邪推してしまいます。

(YOSHIKIさんや矢沢永吉さんなどは著作権だけでなく原盤権も管理するなど、ビジネスマンとしても優れていました。一時小室哲哉とYOSHIKIが話したときに、YOSHIKIの収入に小室さんが驚いたという話があるので、もしかすると一アーティスト以上の収入を求めて、何らかの事業に手を出してしまい失敗したのかもしれません。)

 

著作権詐欺での裁判

上述した資産家男性に売ったはずの著作権が既に小室哲哉さん所有ではなかったため、男性が騙されたとして民事裁判でも訴えられています。結局6億5000万円もの賠償金をエイベックスの松浦勝人氏が自腹で支払いこの問題を解決しています。

(詐欺容疑をかけられた刑事裁判では懲役3年、執行猶予5年の判決)

 

小室哲哉の作曲がヒットした理由

以下まずは小室ファミリー一覧

TRF、観月ありさ、篠原涼子、globe、内田有紀、安室奈美恵、hitomi、H Jungle with t、鈴木亜美、dos、華原朋美、H.A.N.D.、大賀埜々、天方直実、MIYUKI、Kiss Destination、Ring、tohko、未来玲可、翠玲、宮沢りえ

篠原涼子などは「小室さん捨てないで」とテレビで訴えるなど一時は迷走しかけていましたが、女優として成り上りました。その他にも原田知世ややしきたかんじん等幅広く楽曲を提供しています。

小室哲哉さんがここまでヒット曲を連発させ成功したのは、楽曲が素晴らしいのは勿論ですが、自身の楽曲を広く認知させるために、例えばCMタイアップ曲の場合は著作権料を取らないなど、目先の収入にとらわれなかったことも一つの成功要因かなと思います。

あとは何だかんだ人柄も良かったのでしょう。全てを失った後にもマークパンサーやTMNメンバーなどは見捨てる事なく付き合っています。

 

小室哲哉全盛期の動画

globeのツアーの舞台裏動画。まだKEIKOさんと結婚する前です。マークパンサーもかなりイケイケでこの動画内での発言がファンを見下しているという批判も一部からありました。

ダウンタウンとはとても相性が良かったです。

お笑いとミュージシャンという違う畑ながら、お互いにその業界の中でトップをとった天才同士リスペクトもあったのでしょう。特に浜田雅功さんと小室哲哉さんは「H Jungle with t」としてユニットを組んでいた時期があり、「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」を小室哲哉のベストシングルと評するファンも少なくありません。

以下その他小室哲哉さんの動画です。

スランプは宇多田ヒカルが原因?

2000年代以降も数年間はglobeの楽曲を中心に売れっ子作曲家ではありましたが、90年代の絶頂期に比べるとやや勢いを失っていました。出がらしになったことは勿論ですが、その他一つの原因と言われているのが宇多田ヒカルの存在です。

宇多田ヒカルが台頭してきた際、小室哲哉は以下のように言及されています。

「作詞の概念を変えられてしまった。とにかく僕には『Automatic』っていうのは出て来なかった。出ないってこと自体、クリエイター側からすると『出てこないんだ自分は…』ってなるんです」

「歌詞のハメ方、ラジオの喋り方等、何から何まで自由で『うらやましいなあ、こんな好きに喋っていいんだ』っていうことだったり」

「ブラックミュージックを原風景に育ったネイティブな日本人が21世紀を引っ張っていく」「ものすごい枚数が売れたと同時に『これ以上はCDの枚数は稼げないだろうな』という直感があった」

かなりべた褒めしています。

その宇多田ヒカルも現在は半ば隠居状態となり、邦楽業界90年代からのミュージシャンでは、B'zやミスチルなどの一部メガバンドは人気を保っているものの、あとはAKBや乃木坂などのアイドルグループが圧巻している、クリエイターにとっては厳しい状況となっています。

 

TMネットワーク メンバーの仲

小室哲哉と宇都宮隆は気難しい者同士で一時はギクシャクしていたとも言われています。

しかしいい意味でお気楽者の木根尚登が潤滑油の役割となり、あとは年をとっていい感じに丸くなったこともあって再結成以降は非常に仲良くやっている印象です。

ミスチルやスピッツのようなワンマンチームではないので、時には衝突することもあったでしょう(木根尚登曰く喧嘩は無かったようですが)。お互いプロなのでそれは仕方がないです。宇都宮隆は二人に対して「兄弟のような存在」「熱くならない人たち」とTMNの仲について語っていたことがあります。

以下小室哲哉引退時の木根尚登のコメントです。

「これといったコメントができないというのもあって、彼ともいろいろ話したんですけど、今はそっとしておいてあげたいなと。“この先のことはゆっくり考えよう”みたいな話になっているので」

「(木根尚登の仕事に)今回も誘ったんですけど、SNSやめちゃったみたいなので連絡が取れなくなっちゃった…。ってそんな薄い関係じゃないです」と冗談を言って笑いを誘い、「今ある仕事も一生懸命頑張ってやっていますし、皆さんテレビを見た通りなので、僕もそれをしっかり受け止めて、見守ってあげたいなあっていうのが正直なところです」

ちなみに引退後に一度3人で会合した報道もありました(2018年2月頃)。ライブも予定したようなので二人にとっては寝耳に水の引退ではあったようです。

 

復帰の可能性は?

引退当初は正直不倫報道をかわすための一種の作戦だと思っていました。しかし今の所復帰する気配が全くありません。現状は嫁であるKEIKOさんとのプライベートを優先し、おだやかに生活されているのかもしれません。

復帰があるとすれば、一番可能性が高いのはTMネットワーク絡みでしょうか。小室楽曲とは別の固定ファンがTMネットワークには残っていますし、メンバーだった木根尚登と宇都宮隆は音楽業界でそれなりのポジションで尚且つメンバー間の関係性も悪くありません。復帰しても誰も文句言わないと思いますし、天才だった小室哲哉さんがこのまま消えるように引退というのは少し寂しいです。いつの日かもう一度表舞台に戻ってきてくれないかと密かに期待しています。










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