お笑い芸人ユウキロックさんの現在について
ユウキロックさんといえば、ハリガネロックのボケとして一時期は中川家やますだおかだと共に新世代の漫才師として将来を渇望されたお笑い芸人の一人でした。しかしめぐり合わせが悪かったのか徐々に露出は減り、M1の決勝進出コンビとしては初のコンビ解散も経験しています。現在はどうされているのでしょうか。
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嫁さんとの結婚
2019年11月に12年間交際した女性と結婚したことを発表されました。お嫁さんのスタイルが良いことや、同期芸人からの祝福が話題になっていました。
【ご報告】
ユウキロックは今年4/16に12年交際していた一般女性と入籍しました。二人共結婚指輪はしないので結婚マスクを作成。俺は「スーパーロック」妻は「スターパンク」です。我が家は大黒柱2本体制でハンセン・ブロディに負けないタッグとして一生戦っていこうと思います。宜しくお願いします! pic.twitter.com/KCenrnslu2— ユウキロック (@yuukirock0416) 2019年11月4日
顔は出されていませんが、ユウキロックさんのお嫁さんはモデル並のスタイルをしています。12年前といえば2007年、ハリガネロックの勢いは失われ既に解散を意識していた時期だと思いますが、私生活の方ではこんな素敵な出会いがあったようです。ご結婚おめでとうございます。
芸人仲間からの祝福
ハリウッドザコシショウや二丁拳銃から祝福ツイートがきていました。
松口おめでとう
— ハリウッドザコシショウ (@zakoshisyoh) 2019年11月4日
ハリウッドザコシショウといえばケンドーコバヤシさんの親友。そしてケンドーコバヤシとユウキロックはかつて「松口VS小林」という当時とがりまくっていた頃の松本人志が褒めた数少ない若手芸人として、お笑い好きの間では話題になったことがあります。
この時のケンドーコバヤシは自分の好きなことだけをやっていたので、「お前とやっても売れる気がしない」とユウキロックから申し出て解散に。ケンドーコバヤシはその後大衆に歩み寄ることを覚え、売れっ子ピン芸人への道を歩み始めます。
松口さん
おめでとうございます!— 2丁拳銃 川谷修士 (@shuji_pistol) 2019年11月4日
後輩の2丁拳銃 川谷修士さんからも。二丁拳銃は何とか嫁さんパワーを借りながら芸能界で生きながらえています。これら芸人仲間の祝福に対しては、ユウキロックさんも感謝のリプライをされていました。かつてはライバルだった彼らの温かい触れ合いには少し胸が熱くなってしまいます。
一般女性の美脚が過ぎる…
おめでとうございます🎉🎉🎉— ハチ🎱11/6ユニコーン八王子 (@number_hachi) 2019年11月4日
結婚した女性の美脚も話題になっていました。ユウキロックさんは相方の大上さんが身長186センチあったので小さく見えましたが176センチあります。ですので女性の方もかなりスレンダーなモデルのようなスタイルです。これはうらやましいです。
現在の活動
芸人は廃業したわけではありませんが、並行して松竹芸能のスクール講師や構成作家などもしておられます。あとはM1を中心にお笑い評論家のような活動や、「芸人迷子」という書籍の執筆もされています。(芸人迷子は芥川賞作家の又吉直樹が帯の推薦文を送っていました)
当たり前ですが、お笑いに関する批評はかなり的確です。書籍や批評の文章もとても読みやすいです。
キングオブコントを見終わって仕事に戻ったんやけど、なんか今回のキングオブコントは考え込んじゃうね。色々なことを。誰かと話し込まないとダメだ。結論が出ない。 #キングオブコント
— ユウキロック (@yuukirock0416) 2019年9月21日
お笑いへの愛が強すぎるのか、以前にはM1中にリアルタイム批評はやめてほしいと後輩芸人から苦言めいた反応を受けていたこともありますが、個人的には許容範囲内の批評だと思います。
芸人活動はアメトークに家電芸人として出演などがあります。十分な面白さはあると思うのですが、一度落ち目のレッテルを張られてしまうと厳しい世界ではありますので、本人的には歯がゆい思いをしているかもしれません。しかし綾小路きみまろ然り、続けていればどこでブレイクするか分かりませんので応援しています。
交友関係
ツイッターで頻繁に情報を発信してくれています。
今日は松竹授業終わりスーパーササダンゴマシンさんと初めてサシでご飯でした。「探究心の塊」「アグレッシ部」なササダンゴさんと喋ると「もっと頑張らなければ」と思うばかり。数十年前に初めて喋った時に言われた一言が「自分の失敗」に気付かされた話をやっと出来た。 #スーパーササダンゴマシン pic.twitter.com/SnUNk2zaem
— ユウキロック (@yuukirock0416) 2019年10月20日
つい先日にはマッスル坂井さんと食事されたそうです。ちなみにマッスル坂井さんはプロレスラーながら、ダイナマイト関西という大喜利番組で絶頂期の笑い飯西田幸治を破ったことがありほどのお笑いセンスの持ち主です。その時の笑い飯西田さんの「めっちゃカッコ悪いやんけ」は面白かったです。
番組の打ち上げで行った焼肉屋さんに数十年ぶりに書いたサインを発見。本名時代なのでまだ大阪にいる頃だと思う。色紙の入れ替えが激しいお店で「ますだおかだ」のお陰でまだ生きていた。 pic.twitter.com/e4V79C1UOM
— ユウキロック (@yuukirock0416) 2019年10月14日
現在は飲んだりする友人ではないかもしれませんが、ますだおかださんにも言及されていました。中川家とハリガネロックとますだおかだの6人を合わせて、岡田圭右が一番の売れっ子タレントになるとは20年前は誰が予想したでしょうか。つくづくテレビの世界は分からないです。
解散理由
お笑い、特に漫才への愛が強すぎるが故の解散となったようです。
「毎年暮れにプロ野球を戦力外になった選手に密着する番組がある。あの番組を見て毎回思う。今の自分の状況だったら戦力外通告されているだろうなということだ。幸い我々の世界に戦力外通告はない。しかしある時に気づいてしまった。仕事の少なさ、メディアの露出量、そんなことを踏まえたら「辞めてはいないが辞めているようなもの」だなと。芸人やっていますというのは、気持ちだけの問題になってきている。実態がなくなってきているのだから。」
「「金を稼ぐ」ために漫才をしていたのだが、胸を張って漫才で金を稼げなくなった。だから決めた。
俺は漫才を辞めます。」
中途半端な気持ちで漫才を続けていくことができないと解散の理由について言及されたことがあります。真面目な方なんでしょうね。ある程度で折り合いをつけて適当なスタンスでコンビ活動を続けていく道もあったはずですが、解散しピン芸人としてやっていく選択をされました。
ハリガネロックの漫才は今風
一つ一つのボケは時代性がありますがこの手数の多い漫才は現代的です。おぎやはぎや笑い飯など、ハリガネロックの活動時期は変化球コンビが幅を利かせていました。
オンバト好きすぎて初夢にハリガネロックのユウキロックさん出てきたよ…
今は先生(講師)やってるみたい
毎回ビデオに録画してたしダイノジさんはなんで明るい芸風になったんだろう?それも加味して逆に怖さある
かまいたちさんは銅羅を鳴らさなくなったし
昔の芸風が好きな芸人さんもいる— 葵 (@ichigohinana) 2019年11月1日
売れなかった理由は
今冷静に漫才を見てみると普通に面白いです。ルックスもイケメンとやさぐれ風とタレント性がありますし、実際に吉本興業のスターシステムに乗っていたと思います。しかし皮肉にも、若手漫才師に箔をつけるためのM1でケチがついてしまいました。
第一回目はまだ良かったのですが2002年の2回目の出場にて、M1の象徴でカリスマでもあった島田紳助と松本人志に冷たい反応をされてしまい、不当に評価が下がってしまった感があります。同じくアメリカザリガニもこのダメージにより、芸能人生が大きく変わった気がします。
そして漫才師の宿命なのですが、漫才はそう長くは続けられないんですよね。
ダウンタウンもツービートも、尖ったネタをやるコンビほど早くテレビタレントにシフトして漫才からは足を洗います。テレビの方が効率が良く儲かるのありますが、漫才は消耗が激しいので、テレビの世界にシフトできないとジリ貧のまま漫才師としては勢いを失ってしまいます。(中には阪神巨人や中川家のように例外的にずっと面白い漫才師もいますが。普通はポイズンガールバンドのようにスタイルチェンジすることになります。)
漫才を続けざるを得ない環境になってしまい、感性やメンタルが擦り減り大上さんとの漫才に情熱を失ってしまったのかなと分析しています。
相方 大上邦博の現在は
お笑い芸人は廃業し、地元の関西でタレント活動とアイドルのプロデュースをされています。
毎週金曜 生放送!
⏰16:00〜18:15
とんでもフライデー!!
🎙おおうえくにひろ(元ハリガネロック)、山崎カナコPCやスマホからも聴けます🎧https://t.co/YGePdt4cSx
メッセージ📩もお待ちしてます 784@narafm.jp#ならどっとFM#おおうえくにひろ#奈良 pic.twitter.com/oNo0d00dVj
— ならどっとFM (@nara_dot_fm) 2019年11月1日
ユウキロックさんとは対照的に2019年に離婚されていますがツイッターではプロデュースしているアイドルの写真を紹介したりと充実している様子でした。また現在も相変わらずのイケメンで安心しました。ちなみにルート33の堂土貴さんとは元同級生でコンビを組んでいたこともあるそうです。
漫才とお笑いへの愛
M1後にとろサーモンの久保田かずのぶさんが上沼恵美子さんに暴言を吐いてしまった件で、皆がとろサーモン久保田とスーパーマラドーナ武智をバッシングする中で、ユウキロックさんはこの方ならではの見解を述べておられました。
昨日21時、電話があり急遽原稿依頼がありました。「漫才を『審査』する難しさ」。色んなことを理解しました。寝ずに書きました。是非。
上沼恵美子に噛みついた久保田らを「俺は批判できない…」と元M-1ファイナリスト | 日刊SPA! https://t.co/QaLeO03VEZ @weekly_SPAより
— ユウキロック (@yuukirock0416) 2018年12月5日
SPAの記事ですね。これは個人的に胸を打たれてしまいました。以下少し抜粋します。
「自分自身も経験がある。この結果を誰かになすりつけたい。誰かのせいにしたい。結果の直後は冷静さを欠き、突き落とされた自分を守るために自分の実力のなさを隠して、他者に責任をなすりつけたいのだ。」
「久保田君は、2017年の「M-1チャンピオン」なのだ。頂点を獲った芸人である。だから、今回、破れた芸人に対して、高みの見物を決め込んでいればよかったはず。しかし、彼はそれができなかった。彼もまた何度もがき苦しんでも、決勝の切符が手に入れられず、泥水をすするような芸人人生を歩んできたのだ。 だから今、目の前で一敗地に塗れた芸人をほっておくわけにはいかなかったのだろう。誰よりも毒づき、彼らの溜飲を下げてあげて、立ち上がらせたいがための行為だったと思う。」
無論二人の暴言に関しては許されるものではないと、苦言も呈しています。
しかし彼らの気持ちが分かるだけに批判することはできないと本音で語っていました。出演者は命がけでM1で漫才をしますが、審査する大物芸人の匙加減一つで大きく運命が変わってしまいます。そのことを肌で知っているユウキロックさんの言葉は厳しくも温かいものでした。
そして漫才とお笑いへの愛が強いからこそ、世間に媚びずに本音で語ってくれるんだと思います。お笑い芸人たちへの鋭い論評は今後も楽しみです。勿論タレント活動にも期待しています。以上ユウキロックさんの現在についてでした。