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檀ふみの現在 結婚と男性のタイプ 阿川佐和子は親友 父とのエピソード

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檀ふみさんの現在について

檀ふみさんといえば透明感溢れる清純派女優として長年第一線を走り続けてきました。現在は65歳となりさすがに仕事は以前ほど精力的には行っていません。檀れいさんの現在と半生について紹介します。

少女期~中年まで一貫して清純派

女優さんなので実際のところは強気な性格なのかもしれませんが、表向き彼女が持っている雰囲気は、とにかく清らかで汚れがない清純派というイメージです。このイメージは女優活動に大いに役立っていました。

後述する「青春の蹉跌」という代表作となる素晴らしい映画でも、悪い女に扮する桃井かおりとは対照的なキャラクターを演じていました。

それもそのはず彼女は父に檀一雄という有名作家を持ち、叔父も東映の元社長高岩淡という良家の生まれで、子供の頃からいい子として過ごしていたそうです。

2019年の檀ふみさん。今でも美しくファンをときめかせてくれます。

 

デビューの経緯が割と滅茶苦茶

檀ふみさんが芸能界デビューした映画「昭和残侠伝 破れ傘」は高校2年生の時に撮影に参加しています。このデビューに関与したのは父の檀一雄、彼女を見初めたプロデューサー俊藤浩滋、叔父の高岩淡、当時の東映社長岡田茂の4人です。

15歳のときに俊藤浩滋にスカウトされるも、父檀一雄がポルトガルに旅行中で一旦保留、1年半ほどたった後に俊藤浩滋が本格的に交渉するのですが、まず叔父の高岩淡は「美人じゃないし背が高すぎて女優としては無理」と乗り気じゃなかったそうです(檀ふみの身長は170センチ)。

この高岩淡を熱心に説得したのが俊藤浩滋なのですが、その背景には看板女優、富司純子の結婚と引退に猛反対していた岡田茂社長に対し、俊藤浩滋が必ず富司純子の後釜を見つけると説得、結果結婚し引退した富司純子さんの次のスターを早急に見つけなければいけない事情が俊藤浩滋にあり、そこで白羽の矢が立ったのが檀ふみさんだったのです。

こちらは結婚後引退していた富司純子。(上記のような駆け引きの原因を作った引退劇でしたが、2年後に割とあっさり復帰しています。)

富司純子さんは歴代の芸能人の中でも特別美人だったので、確かにルックスだけなら見劣りしますが、そうはいっても姪っ子を「美人じゃないから」と言い切ってしまう高岩淡に驚いてしまいました。もしかすると厳しい世界だからと優しさで言っていたのかもしれません。

父の檀一雄はというと、本来は娘を作家にする意向だったようですが、作家仲間に「女優にさせろ」と煽られたことの影響もあり、檀ふみさんの意思を尊重することで家族会議は決着。檀ふみさんは「お父さんが決めて」と受け身の状態でもあったようですが、最終的にこの時に女優への道を歩み始めることになります。

ちなみにこの時にも東映に入社はせず(仕事が限定されるため)、現在もナローという個人事務所で実質的に芸能生活をほぼフリーの状況で第一線を走り続けてきたかなり稀有な女優です。(男だと織田裕二などが同じようにずっと弱小事務所です)

 

結婚は?好みのタイプは朝青龍

2020年4月現在、一度の結婚歴も出産もありません。

好きな男性のタイプについて2015年に「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」というラジオ番組に出演した際に、大相撲の朝青龍と答えていたようです。

顔も体もドストライクだそうです。力士とお見合いもしたことがあるようなので、所謂デブ専の可能性もあるのでしょうか。

しかしながら太っていれば誰でもいいというわけではなく、ぽっちゃり×、現役力士限定というかなり狭いストライクゾーンです。本来ならネタやろと一蹴したいところですが、現在でも独身、尚且つ力士をお見合いまでしているので、半分ぐらいは本音なのかもしれません。(春風亭昇太は有りだそうです)

とりあえずイケメン好きでないことは分かりました。

相当モテてきたはずなので、何だかんだ本人に結婚の意思がそこまで無かったんだろうなと思います。

親友の阿川佐和子との対談で結婚願望が若い頃はあったとおっしゃっていましたが、謙遜の意味でそう答えただけかもしれません。最終的には今結婚したら驚きよと、64歳で結婚した阿川佐和子さんの結婚を冗談で皮肉り、うまく締めくくっていました。

 

阿川佐和子は親友 井上真央をかわいがる

エッセイストの阿川佐和子は親友です。阿川佐和子の結婚を機に事前に相談しなかったことで不仲になったとのウワサもありましたが、現在でも友情は続いています。

1999年に共同執筆したエッセイが有名ですが、お二人の関係は20代後半からです。

仲良くCMにも出演していました。

年齢は阿川佐和子が1つ上で慶応義塾大学の先輩でもあるので、男性だったら半永久的に敬語を使うような関係性ですが、女子の年の差があってもいつのまにか対等な関係になる特徴により、親友となっています。

 

井上真央

大河ドラマ「花燃ゆ」で20年ぶりに共演されています。檀ふみさんは「花燃ゆ」への出演を当初迷っていたそうですが、井上真央さんが主演されるということで出演に至ったようです。

井上真央さんは井上真央さんで檀ふみさんのことを尊敬しているようで、

「女優さんになりたいなと思わせてくれた女優さん」

「いつか共演したいという思いで頑張ってきた。うれしくもちゃんとした成長を見せなければという思いもある」

と久しぶりの共演について思いを口にしていました。

「藏(くら)」での共演した井上真央さんと檀ふみさん。20年ぶりの共演に際して檀ふみさんは、

「頑張り屋さんだった真央ちゃんがこんなに大きく、こんなに良い女優さんになって。母親役として1年間支えられるのをうれしく思う」

と井上真央さんの成長を喜んでいました。

 

父の檀一雄は偉大な作家

父の檀一雄は直木賞も受賞している偉大な作家です。

太宰治との交友も有名で、一緒にノリで自殺しようとしたこともあるとの話もあるようです。檀ふみさんのデビューの話でもふれましたが外国に1年以上放浪するなど、昭和の文豪らしく豪快な人物として語られることが多いです。

 

父とのエピソード

但し家庭を顧みない行動はなかったようで、檀ふみさん曰く父はいつも家にいたとのことです。

「父はいつも家にいた、家でご飯を食べるのが大好きな人だから。私が小学校4年生くらいのときには恋人ともほとんど別れていたので、家が中心。」

と回想されていました。ただし激怒することもあったようでs、

「父はどこに逆鱗を秘めているのかわからない。突如として怒り出すのでいつも怯えていた。 一番恐ろしかったのは、小学校3年生の頃、髪を伸ばしていたが、あるとき、母に切りなさいと言われて腹がたった。それで、屋根裏に隠れてハンストをした。そしたら、父が激怒して髪の毛を引っぱって引きずられた。必死で暴れて、家の外まで逃げた。それ以来、髪の毛を気にしなくなった」

と今聞くとほのぼのする父と娘のエピソードを披露していたことがあります。

 

代表作は「青春の蹉跌」「わが愛の譜・滝廉太郎物語」

「わが愛の譜・滝廉太郎物語」では日本アカデミー助演女優賞を受賞、本人が一番気に入っている作品だそうです。ファンの中で人気高いのは「青春の蹉跌」だと思います。作品の質も高く、萩原健一の許嫁役を演じる檀ふみさんもとてもかわいらしかったです。

好感度も高くCMにもよく出演されていました。

バラエティでもNHKの「連想ゲーム」という当時の人気番組に15年出演されています。さすがにこの時ほどの露出はありませんが、2019年にはドラマ3本に映画1つと65歳としてはかなり良い女優としてのポジションを築かれています。まだまだ素晴らしい演技を見せてくれるのではないでしょうか。今後の檀ふみさんの活躍も楽しみにしています。










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