総合格闘家、石井慧の現在について。
まずは近影から。柔道時代より筋肉隆々になってます。またクロアチア国籍を取得したことも明かされていました。
#石井慧 選手ファンサービスやばいw
写真撮影全く断らず握手までしてもらった
感謝! pic.twitter.com/sJkx8lmmen— FotN@ (@fotn_chain) 2019年3月2日
日本のメディアに登場する機会は減ってしまいましたが、総合格闘技のイベントでファンサービスなど積極的に行っています。奔放なマスコミ対応をしていたのであまりイメージは良くないかもしれませんが、格闘技ファンや実際に接したファンからの評判は上々です。
世間のイメージが良くないのは2度の結婚と離婚も関係しているかもしれません。それらのことについて紹介します。
現在の彼女は外国人
女子大生と結婚したり変則的な異性遍歴をお持ちの石井慧ですが、今回は変則かつ大技で攻めてきました。なんと現在の彼女はクリスティン・ミケルソンという外国人の柔術家です。
自身のインスタにてラブラブっぷりを紹介してくれています。
普通に美人な外国人女性です。
2019年2月のインスタにも一緒に練習場に向かう様子がアップロードされていますので、もしかしたら3度目の結婚もあるかもしれません。これまでは彼女や嫁さんをここまで積極的に紹介することはなかったので、本当に自慢の彼女なんでしょうね。
石井慧は活動の拠点が海外なのでコミュニケーションも何ら問題はありません。
あとは総合格闘家と柔術家というほぼ同業者でもあるので、行動も共通することが多いでしょうし理解しあえているんじゃないかと思います。子供ができたら将来金メダルとってくれるかもしれません。
結婚歴・・元嫁は女子大生と歌手
こちらは最初のお嫁さん。19歳の女子大生ということで当時結構話題になりました。
クソロリコン野郎と思われるかもしれませんが、当時の石井慧は23歳だったので年齢的にはミスマッチではありません。交際3か月での結婚だったので、これは離婚かと言われていたらやはり離婚してしまいました。
しかし柔道と違って恋愛の試合では積極的に攻める石井慧、すぐに新しい彼女と2度目の結婚に。
林明日香さんという歌手と交際し結婚。NHK朝ドラの挿入歌も担当したほどの売れっ子歌手です。前回の女子大生嫁とは9か月で離婚してしまいましたが、林明日香とは3年ほど結婚生活が続きました。
お子さんも誕生。息子さんだそうです。しかしこの翌年に離婚し、上述の通り現在は外国人の柔術家とお付き合いしています。
さすがにもう結婚には慎重になっているでしょうね。
内柴正人との関係
二人とも北京オリンピックで金メダルを獲得したので、よくセットでイベントに呼ばれていました。
こちらは行列のできる法律相談所に出演したときの動画。内柴のほうが先輩なので基本的には石井慧が内柴を立てる関係性です。
しかし調子乗りの石井慧は、オリンピックでの勝因について
「北京五輪は自分の実力で優勝できた。天才だったので優勝できたが、これからも努力していきたい。皆さん一緒に努力していきましょう」
「優勝できたのは、皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげです」
とヤンチャな発言を繰り返し内柴正人を激怒させてしまいます。発言自体はそれほど問題ないと思いますが、障害をもった特別支援学校でもこのような発言をしたことから、先輩の内柴は堪忍袋の緒が切れてしまったようです。
イベントを途中退席し、
「途中で帰ってきました! 脱走だす。石井があまりにも偉い人なんで!」
「五輪のことを『ちっぽけ』とか言うし遅刻するし なんか一緒にされたら困るからね」
「感謝を込めて石井とちやほやされるのはやめときます」
とブログで発言しほぼ絶縁状態となってしまいます。(尚この内柴の記事は柔道連盟かamebaによってすぐに削除)
後輩の石井慧もこれに謝罪することなく、「あの人に言われたくない」などと応戦していました。当時は石井慧が叩かれていましたが、後々内柴正人が逮捕され、石井慧の言っていた言葉はそういう意味だったのかと深読みしたファンもいたようです。
(内柴に関しては準強姦で逮捕前から、渡瀬恒彦の運転手への暴行など裏で問題行動は起こしていました。)
奔放な発言は好きですが、障害を持った児童の前ではもう少し配慮した発言があったも良かったかもしれません。(まあでも実際に聞いていた児童が喜んでいればそれでいいと思いますが。現場にいないと分からないですね)
石井慧は弱い?
結論から言うと弱くないです。というかヘビー級の日本人総合格闘家の中では歴代でも1番といっていい強さなのは間違いないです。(時代が違うので比べるのは難しいですが)
現在は日本で総合ブームがあった頃とは比較にならないぐらいレベルがあがっていますし、そんな中でよく頑張っています。ただ弱いと言われていることに関しては本人も自覚しているようで、
こういう事を言われますと目頭が熱くなります。 https://t.co/LkClg04YYS
— Satoshi Ishii | 石井 慧 (@SatoshiIshii) 2018年12月2日
このようなリツイートもされています。
地味に強い選手に勝っても報道されず、負けた時だけ日本で報道されるのはちょっとかわいそうですね。ただそういう世界に身を置いているのでこれは仕方ないです。
何故弱いと思われているのか
上述した日本での報道の問題もありますが、やはりデビュー戦で吉田秀彦に完敗したのが痛かったです。
期待されまくって満を持して登場したら、既にピークを過ぎて引退間近の吉田秀彦に何もできず負けてしまいました。しかもこの試合の前には「負けたら自殺します」という過激なブログを書いて、敗戦の後に記事を削除するという珍事もありました。
あとは2011年にはヒョードルにも完敗していました。
この頃は総合格闘技の注目度が高く、石井慧といえば吉田秀彦に何もできず負けた人というイメージがついてしまったんでしょうね。実際それは間違っていませんが、まだ若かった石井は練習を続け、現在ではヒースヒーリングに勝てるぐらいには強くなりました。
また日本で総合格闘技が注目される時代になれば、石井慧も見直されるかもしれません。格闘技ファンとしては今のヘビー級で外国人とまともに渡り合うだけでも凄いと思っています。
柔道復帰は?
現在もがんばっていますが、石井慧の功績といえばやはり北京オリンピックでの金メダルです。
一本勝ちが少なくつまらない柔道と言われていましたが、重量級で勝つということは凄いことです。
北京の直後に引退してプロの道に進みますが、実は柔道復帰に一度だけ色気を見せたことがあります。それは日本人としてではなく、二重国籍を取得してアメリカ代表になるという計画でした。
実際に2013年に全米選手権に出場するのですが、帯から下に触ってはいけないというルールを理解しておらず敢え無く敗退してしまいます。
「マジでむかつくし、訳が分からない。おかしいよ」
とコメントされていましたが、これはルールなので石井慧選手がおかしいですね。どちらかというと彼もルールに対応してズル賢く戦っていたタイプです。
ただアメリカ代表になってオリンピックに出場するという発想は良くも悪くも日本人にはできないので、その柔軟さと行動力は石井選手の強みかもしれません。
現在の収入
はっきりってそれほど稼いでいないと思います
イメージが良くなかったのか柔道金メダリストにまでなってCM出演すらありませんでした。現在の収入どころか、あれだけのアスリートということを考えるとかわいそうなぐらい蓄えはないかもしれません。
総合格闘技への転向も最悪のタイミングでした。小川直也と吉田秀彦という先輩柔道家が、ブームに乗ってたった数年で何億円も稼いで勝ち逃げした中で、石井慧が総合格闘技に来たときは既にブームは下火で、恐らくですが柔道家を続けていた方が経済的には安定していたと思います。
そういう意味ではちょっとかわいそうですが、そんな状況でも腐らず地道に鍛錬を続けて強くなっている石井慧は、純粋に強くなりたいんでしょうね。ただ目立ちたいという邪な気持ちだけではここまで続かないです。
今後とも石井慧選手の活躍を期待しています。願わくば再び大きな舞台で試合させてあげたいですね。