元プロサッカー選手の礒貝洋光。同年代だった日本代表クラスの有名選手が口をそろえて「磯貝は天才だった」と評価するほど彼の才能は突出していました。そんな磯貝は一体いまどのようにして生きているのか、結婚歴や人生観について。
こちらは最近のテレビ番組。いくつかこの番組の中でも磯貝について紹介されていました。
元祖天才Jリーガー
財前宣之という不遇の天才選手がいましたが、その系譜の元祖ともいえるのがこの礒貝洋光選手です。
日本代表とイタリア代表が練習試合をした際、フランコバレージが磯貝を若ければセリエAに連れて行きたいと考え年齢と尋ねた等天才エピソードは枚挙にいとまがありません。
技術的なセンスだけなら小野伸二や中田英寿、中村俊輔以上だったという声も少なくなく、ラモス瑠偉も一時自分の後継者に指名しているぐらいの素質がありましたが、結局大成することなく、29歳の若さで引退しサッカー選手としてのキャリアに終止符を打つことになります。
大成しなかった理由
まず大きな理由がJリーグに加入した年に大怪我した事でしょうね。その怪我はキャリアを通して影響してしまいます。
あとは最近浸透してきた「戦えない選手」だったこと。足元の技術は文句なしですが走る技術やオフザボールの動きやアスリートに必要な身体能力がトップレベルでは備わっていませんでした。
ただ現在のように早いうちに海外のリーグに移籍して揉まれる土壌ができていれば、磯貝選手の意識もキャリアも違うものになっていたかもしれません。
礒貝洋光のゴルフの腕前
礒貝洋光のwikiにはPGAプロテストを落ちたと記載がありますが、テレビ番組では引退後3年でテストに合格し、プロゴルファーになったと紹介がありました。
これはどういう事かというと、ゴルフのプロにはレッスンプロ(ティーチングプロ)とツアープロ2種が存在して、礒貝洋光はスコアさえ良ければ合格できる最低限のティーチングプロにはなったものの、トーナメントに出場するツアープロにはなれ無かったという事だと思います。
よって獲得賞金は記憶にないなど、本人が考えていたようなプロゴルファーにはなれませんでした。ただレッスンプロとして知名度を生かしながら稼ぐ手段もあったと思うんですが、礒貝洋光は独特の価値観で生きているので、ゴルフの道はほどなくして諦めてしまいます。
結婚歴は?
結婚歴はなく、現在も独身です。
ワイルドな風貌でルックスは悪くなかったので、Jリーガー時代はかなりモテたと思います。前園選手もそうですが全盛期は本人にその気があればいくらも遊び放題、選び放題だったはずです。
ただ今現在の自由気ままな生活を見ると、他人を養ったり他人に束縛されたりといった夫婦生活には向かないのかもしれないですね。天才肌らしく自分の自由を尊重する孤高の性格という印象です。
中田英寿も独身ですし、天才はそういう思考の方が多いような気がします。
礒貝洋光の現在
昔ともに日本ユース代表で戦った前園も驚くほどの太った体型にはなっていましたが、眼光は鋭く当時の面影がありました。
お仕事ですが、日給6000円で塗装業の日雇いの大工の手伝いをやっています。知り合いのツテで行っているようですが、現場監督の若い青年などからは塗装の素質があると評価されていたので、割と真面目にやっているようです。
そしてうれしかったのが、少年サッカー教室で指導するなど、現在再びサッカーに携わる仕事もされていました。天才が子供に教えることができるのかと不安にもなりましたが、技術はさびることがないので、少年たちは磯貝のボール捌きを見るだけで勉強になるんじゃないでしょうか。
本日豊中まつり2018市民ふれあい広場には、ガンバ大阪OBの礒貝洋光さん、平岡直起さんが登場し、トークショーやじゃんけん大会を行いました!
ご来場いただいた市民の皆さん、ありがとうございました!
#ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/Wr2j6MP2YF— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) 2018年8月5日
ガンバのイベントには今でも参加してくれます。↑は豊中まつりでの一コマ。あとはお寿司屋で、炙り職人をするなど、いくつかの職業を掛け持ちしているよづえす。
そして驚くべきことに礒貝洋光はロシアワールドカップで日本代表がグループリーグ突破することも予想しており、さすがの眼力を発揮していました。サッカーの事を語る時は真剣な眼差しになっていて、やはりサッカーが好きなんだなと伝わってきたので、少年サッカーも素晴らしいですが、いつの日か高いステージで礒貝洋光が指導、監督している姿も見てみたいものです。